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【終了しました】「海外で愛された薩摩様式のやきもの サツマの輝き」

ロマン溢れるSATSUMA ― 万博を機に海外で人気を博した、輝く「サツマ」を一堂に


横山美術館では、2024年8月25日(日)まで、企画展「海外で愛された薩摩様式のやきもの サツマの輝き」を開催しています。
明治・大正時代の、海外から見た日本の力強い輝きをぜひご覧ください。


チラシ両面PDFはこちら

慶長3年(1598)に島津義弘に従って渡来した朝鮮の陶工が薩摩焼を始め、京焼などの技術を取り入れて発展します。特に白色土を用い、釉薬に細かな貫入を生じさせる白薩摩は、薩摩藩の御用品として洗練されていきました。
 慶応3年(1867)のパリ万国博覧会に出品された金彩の薩摩焼は、「サツマ」を欧米に広め、輸出の時代を築きます。その人気は、他産地での薩摩焼素地への上絵付や、薩摩様式での生産をもたらしました。東京や横浜、九谷、名古屋、京都、大阪、神戸、長崎でもサツマがつくられ、盛んに輸出されています。
 西洋で語り継がれた、東の果ての黄金島伝説 ― 人々はサツマに、遥か東方へのロマンを重ね合わせたのでしょうか。本企画展では当館所蔵品から、鹿児島のほか各産地でつくられた、金彩の輝く輸出陶磁器「サツマ」をご紹介します。

【展示作品紹介】

■本薩摩

森田徳《上絵金彩武者図花瓶(一対)》明治時代前期


■京薩摩

錦光山宗兵衛《上絵金彩牡丹武者僧侶図大花瓶》明治時代中期~大正時代


■東京薩摩

《上絵金彩人物図花瓶(一対)》明治時代


■横浜薩摩

服部《上絵金彩花見図花瓶》明治時代後期


■大阪薩摩

初代 藪明山《上絵金彩人物風景図花瓶(一対)》明治時代前期~中期


■加賀薩摩

清水美山《上絵金彩人物図花瓶》明治時代中期~後期


■神戸薩摩

長江司山《上絵金彩童子図花瓶》明治時代中期~後期


■長崎薩摩

岡野實太郎か《上絵金彩僧侶図八角皿》明治時代後期


【開催概要】
■企画展名:「海外で愛された薩摩様式のやきもの サツマの輝き」
■開 催 日 :2024年5月24日(金)~8月25日(日)
■開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
■休 館 日 :毎週月曜日(祝・休日の場合開館、翌平日休館)、夏期(8月13日(火)~16日(金))
■入 館 料 :一般1,000円(800円)、高・大学生・シニア65歳以上800円(600円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料 *( )内は20名以上の団体料金、障がい者手帳をお持ちの方700円


【関連イベント】
■絵付体験講座「やさしく輝く、私のうつわ」
 気品ある京薩摩風のマルチボウルに、転写で金彩の輝きを施します。
 どなたでも、美しく仕上がります。
 日  時:2024年7月21日(日) 13:30~15:00
 申込方法:5月24日(金)よりお電話、またはメールにて先着順
 参  加  費:一般3,800円(材料・焼成費・入館料込み)
      パスポート会員2,600円(材料・焼成費込み)
 定  員:20名(要事前申込)
 ※定員に達した場合はキャンセル待ちとなります。

■ギャラリートーク
 学芸員による展示(企画展・常設展)解説を行います。
 日  時:6月1日(土)、6月15日(土)、7月6日(土)、7月20日(土)、8月10日(土)、8月24日(土) 各日13:30~ 1時間程度
 場  所:横山美術館展示室
 ※事前申込不要、要入館料


【パンフレット】
■展覧会パンフレット:横山美術館にて販売中(税込200円)


★横山美術館公式HPでは、紹介動画もご覧いただけます。


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横山美術館
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